公開日: / 更新日: / 情報確認日: 2026-06-25

ランフィは「押しやすさ」を前面に出した両対面A型

ピジョン ランフィは、ベビーカーの「押しやすさ」を設計の中心に据えた両対面A型です。多くのベビーカーが左右に2つずつタイヤを付けるダブルタイヤを採用するのに対し、ランフィは前後それぞれが1輪ずつの大径シングルタイヤを採用しているのが最大の特徴です。これにより方向転換のときの引っかかりを抑え、直進と小回りの取り回しに配慮した走り味をうたっています。

現行世代はランフィ RB5で、RB3の後継にあたります(RB4は欠番)。本記事では、このランフィ RB5の特徴を、シングルタイヤとサスペンションによる押しやすさ・両対面・対象月齢・重量・荷物カゴ・安全基準といった観点から公式情報をもとに整理し、向いている家庭・向いていない家庭・購入前の注意点までまとめます。なお、この記事は公式情報と公開情報をもとに編集部が整理したもので、編集部が実際に押して検証した実使用レビューではありません。走り味の体感は個人差があるため、可能なら店頭で押し比べてください。両対面A型全体の選び方は、A型・B型・AB型の違いの記事もあわせて参考になります。

関連: A型・B型・AB型の違いを確認する

結論:取り回しの軽さを重視する家庭に向く一台

先に結論をまとめます。ピジョン ランフィ RB5は、毎日の散歩や買い物で「押したときの取り回しの軽さ」を重視する家庭に向く両対面A型です。公式情報では本体5.9kgで、大径シングルタイヤに超精密ボールベアリングを組み合わせ、コイルとゴムのダブルサスペンションで段差や路面の振動をやわらげる設計をうたいます。生後1か月頃から36か月頃まで対面・背面を切り替えて使え、片手のワンアクションで折りたためます。

失敗しないベビーカー選び 3ステップ

迷ったら、この順番で絞ると候補が一気に決まります

STEP 1 タイプを決める
見るところA型・B型・AB型のどれが生活に合うか
目安新生児期から1台ならA/AB、軽さ重視ならB
STEP 2 生活動線で絞る
見るところ玄関の広さ・電車/車・収納場所
目安折りたたみ寸法と自立収納をチェック
STEP 3 安全と予算で確定
見るところSGマーク・対象月齢・5点式ハーネス
目安価格帯から最終候補を2〜3台に絞る

一般的な選び方の目安です。最終的な仕様・安全表示はメーカー公式と取扱説明書でご確認ください。

一方で、希望小売は税込67,100円、実売も6万円台が中心とやや高めで、本体5.9kgは両対面A型としては平均的な重さです。荷物カゴ容量は25Lで、まとめ買いを最優先する人には物足りない場面もあります。カラーもキャメルとストーングレーの2色に絞られています。「とにかく安く軽く」を求める人より、「日々の押し心地に投資したい」人に向くモデルだと位置づけられます。

  • 向いている人:毎日の散歩・買い物で押しやすさを重視する家庭、狭い道や方向転換が多い家庭、新生児から両対面で長く使いたい家庭
  • 慎重に検討したい人:価格をできるだけ抑えたい家庭、荷物カゴの大容量を最優先する家庭、最軽量を求める家庭

同じ両対面A型では、アップリカ ラクーナ クッション AH(5.6kg)やコンビ スゴカルα compact(5.2kg)が比較対象になります。これらと迷う場合は、振動吸収の考え方や荷物カゴ、価格と合わせて、シングルタイヤの取り回しにどれだけ価値を感じるかが選び分けの軸になります。

編集部が整理した候補

イチオシ ピジョン ランフィ RB5(2025年モデル)

ピジョン ランフィ RB5(2025年モデル)

大径シングルタイヤ・ボールベアリング・ダブルサスペンションで押しやすさを訴求した本体5.9kgの軽量A型。RB5から3段階のハンドル角度調節を新搭載しています。

A型5.9kg要確認25L(耐荷重は非公表)

参考価格: 約60,000〜67,100円(希望小売 税込67,100円・実売で変動)

2位 アップリカ ラクーナ クッション AH(2025年モデル)

アップリカ ラクーナ クッション AH(2025年モデル)

座面下が上下動して振動を吸収するオメガクッションと15cm大径ダブルタイヤを備えた本体5.6kgの軽量A型(両対面・オート4輪)。シートは洗濯機で丸洗いできます。

A型5.6kg自立収納可耐荷重5kg(容量は約23.6L・編集情報)

参考価格: 約50,000〜64,900円(希望小売 税込64,900円・実売で変動)

3位 コンビ スゴカルα compact エッグショック AW(2022年モデル)

コンビ スゴカルα compact エッグショック AW(2022年モデル)

衝撃吸収素材『エッグショック』を頭部・シート全面に搭載し、ハンドル切替に連動するオート4キャスを備えた本体5.2kgの両対面式ベビーカーです。

A型5.2kg(本体)/ 5.3kg(フル装備)要確認約39.6L(耐荷重は要確認)

参考価格: 約39,800〜59,950円(希望小売 税込59,950円・実売で変動)

価格は変動します。リンク先で最新価格・在庫をご確認ください。順序は編集部が公式表示をもとに整理した目安です。

シングルタイヤとダブルサスが生む走り味

ランフィの個性は、走行に関わる機構に集約されています。公式情報をもとに、どんな仕組みで押しやすさをうたっているのかを整理します。

大径シングルタイヤとボールベアリング

ランフィは前後それぞれ1輪ずつの大径シングルタイヤを採用しています。ダブルタイヤは安定する一方で、方向転換のときに2つのタイヤが別々の軌道を描こうとして抵抗になりやすい構造です。シングルタイヤはこの抵抗を抑え、ひねるような方向転換でも引っかかりにくいのが利点とされます。さらにミネベアミツミ社製の超精密ボールベアリングを搭載し、車輪の回転のなめらかさを高めているのが公式の訴求点です。大径タイヤは小さな段差を乗り越えやすい傾向があり、歩道の継ぎ目や点字ブロックの多い道での取り回しに配慮した設計と言えます。

コイルとゴムのダブルサスペンション

ランフィ RB5は、コイルとゴムを組み合わせたダブルサスペンションを備えます。サスペンションは路面からの突き上げをやわらげる役割で、段差や舗装の荒い道での振動緩和に配慮した構造です。ただし、振動の感じ方は赤ちゃんの月齢や道路状況、空気の入ったエアタイヤか否かなどで変わるため、公式表示は「振動をやわらげる工夫がある」という範囲で受け止め、乗り心地そのものは店頭での確認や個人差を前提に判断するのが妥当です。

両対面とハンドル角度調節

ランフィは対面・背面を切り替えられる両対面式で、ハンドルを動かすだけで進行方向に前輪が切り替わるオート4輪に対応します。日差しの向きや赤ちゃんの機嫌に合わせて、向かい合わせと前向きを使い分けられるのが両対面の利点です。RB5では3段階のハンドル角度調節が新たに搭載され、押す人の身長に合わせて高さを調整しやすくなりました。リクライニングは100°〜175°で、フルリクライニングに近い角度からチェア状態まで調節できると公式情報で確認できます。

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ランフィ RB5のラインアップと型番の見方

ランフィは世代ごとに型番が更新されており、購入時には世代の見分けが大切です。現行世代はランフィ RB5で、RB3の後継にあたります(RB4は欠番)。さらに、生地や仕様を一部変えた派生のランフィ リノン RB5L(Runfee Lino'n)も展開されています。中古や型落ちを検討する場合は、RB3とRB5でハンドル角度調節の有無などが異なるため、世代を確認してから選ぶと想定とのずれを防げます。

カラーはキャメルとストーングレーの2色展開が中心です。色数が絞られているため、デザインの選択肢を広く求める人には物足りなく感じる場合があります。型番・カラー・付属品は販売店や時期で変わることがあるため、購入前にピジョン公式の製品ページで最新の型番表記を確認してください。世代を取り違えると価格と機能の見合いがずれるため、特に中古・型落ちの購入では注意が必要です。

型落ちを選ぶ際の一般的な考え方は、ベビーカーの型落ちに関する記事でも扱っています。新型との差と安全面の注意点を押さえてから判断すると、世代選びで後悔しにくくなります。

関連: 型落ちを買うときの注意点を確認する

公式で確認できたスペックと、要確認の項目

ランフィ RB5の主要スペックを、公式で確認できた範囲と、確認できなかった項目に分けて整理します。安全に関わる項目は、断定せず公式表示・取扱説明書での確認をおすすめします。比較の目安として、同じ両対面A型のラクーナ クッション AH、スゴカルα compactも並べました。

商品型・シート向き本体重量対象月齢荷物カゴ安全基準
ピジョン ランフィ RB5A型・両対面(シングルタイヤ)5.9kg生後1か月〜36か月25L(耐荷重は非公表)SGマーク(A形適合・EN1888は要確認)
アップリカ ラクーナ クッション AHA型・両対面(大径ダブルタイヤ)5.6kg生後1か月〜36か月耐荷重5kg(約23.6L・編集情報)A形SG合格品(3年保証)
コンビ スゴカルα compact AWA型・両対面5.2kg生後1か月〜36か月頃約39.6L(耐荷重は要確認)要確認(公式本文で明示確認できず)

公式で確認できたのは、型(両対面A型)・本体重量5.9kg・対象月齢(生後1か月〜36か月)・片手ワンアクション折りたたみ・リクライニング100°〜175°・荷物カゴ25L・大径シングルタイヤとダブルサス・ボールベアリング・SGマーク(A形適合)です。一方、体重上限15kgの明示・折りたたみ時の自立可否・タイヤ径・荷物カゴ耐荷重・EN1888適合は公式で確認できず要確認・非公表としています。これらの項目を重視する人は、購入前にピジョン公式と取扱説明書で確認してください。

向いている家庭・使い方

公式情報から整理すると、ランフィ RB5は次のような家庭・使い方に向いています。走り味や取り回しに価値を感じる人ほど、ランフィの個性が生きます。

  • 毎日の散歩・買い物で押しやすさ・取り回しの軽さを重視する家庭
  • 歩道の継ぎ目や点字ブロック、方向転換の多い道をよく通る家庭
  • 新生児期から両対面で、対面・背面を切り替えて長く使いたい家庭
  • 押す人の身長差が大きく、ハンドル角度を調整したい家庭
  • 片手のワンアクションでさっとたたみたい家庭

ランフィのシングルタイヤは、方向転換の引っかかりを抑える狙いの機構です。狭い通路での切り返しや、人混みでのこまめな方向修正が多い人ほど、その取り回しに価値を感じやすいでしょう。両対面とハンドル角度調節により、新生児期は対面で様子を見ながら、成長後は前向きで景色を見せる、という使い分けもしやすくなっています。本体5.9kgは飛び抜けて軽いわけではありませんが、両対面A型としては扱いやすい範囲で、日常使いのメイン機として選びやすいモデルです。

狭い玄関や通路での取り回しを重視する人は、折りたたみサイズと合わせて検討すると失敗しにくくなります。玄関が狭い家の選び方の記事では、折りたたみと置き場所の見方をまとめているので、ランフィの設置イメージを具体化するのに役立ちます。

関連: 玄関が狭い家のベビーカー選びを読む

向いていない家庭と、別の選択肢

一方で、ランフィ RB5が必ずしも最適ではない家庭もあります。重視する軸によっては、別のモデルのほうが満足度が高くなる場合があります。

できるだけ価格を抑えたい

希望小売 税込67,100円、実売も6万円台が中心と、両対面A型の中ではやや高めです。価格を最優先するなら、実売価格が落ち着いているコンビ スゴカルα compactや、もう少し手頃なモデルが候補になります。走り味へのこだわりより総額を抑えたい場合は、価格と機能の見合いで比べると納得しやすくなります。

荷物カゴの大容量を最優先したい

ランフィの荷物カゴは25Lで、まとめ買いの量が多い家庭には物足りない場合があります。カゴの容量を最優先するなら、編集情報で約39.6Lとされるスゴカルαなどが候補です。荷物カゴの容量と使い勝手の考え方は、荷物カゴの記事もあわせて確認すると判断しやすくなります。

とにかく軽い本体がほしい

本体5.9kgは両対面A型として平均的で、最軽量ではありません。エレベーターや車への持ち上げが極端に多く、軽さを最優先するなら、5.2kgのスゴカルαや、腰すわり以降なら軽量B型も選択肢に入ります。重量帯ごとの向き不向きは重量別の選び方の記事が参考になります。

振動吸収を別の発想で選びたい

ランフィはシングルタイヤとダブルサスで取り回しと振動緩和をうたいますが、振動・衝撃への備えはブランドごとに発想が異なります。腰まわりのサポートを重視するならアップリカのオメガクッション、頭部の保護を重視するならコンビのエッグショックという選び方もあります。どれが優れているという話ではなく、考え方の違いとして比べるのが妥当です。

関連: 重量別のベビーカーの選び方を確認する

ランフィのよくある質問

ランフィはシングルタイヤだと安定性が心配ではないですか?

シングルタイヤは方向転換の引っかかりを抑える狙いの機構で、公式は超精密ボールベアリングとの組み合わせで回転のなめらかさと走行の安定に配慮しているとうたっています。ただし安定性の感じ方は道路状況や速度、押し方で変わるため、安全性を断定するものではありません。走り味は個人差があるため、可能なら店頭で押し比べて確認してください。

ランフィは新生児から使えますか?

公式情報では生後1か月頃から36か月頃まで使える両対面A型です。新生児期は背もたれを深く倒し対面にして使うのが一般的な使い方ですが、リクライニング角度や使用上の注意はモデルで異なります。対象月齢・体重制限・使い始めの姿勢は、必ずピジョン公式表示と取扱説明書で確認してください。

ランフィの重さはどのくらいですか?

公式情報では本体5.9kgです。両対面A型としては平均的な重さで、飛び抜けて軽いわけではありませんが、片手のワンアクションで折りたためる点は取り回しに配慮されています。エレベーターや車への持ち上げが多い家庭は、折りたたみサイズや自立の可否(要確認)も合わせて確認するとよいでしょう。

ランフィとラクーナ・スゴカルはどう違いますか?

大きな違いは走行機構と振動吸収の発想です。ランフィは大径シングルタイヤとダブルサスで取り回しを、ラクーナはオメガクッションと大径ダブルタイヤを、スゴカルはエッグショックと軽さ(5.2kg)を、それぞれ前面に出しています。押しやすさを最優先するならランフィ、軽さや荷物カゴ、価格を優先するなら他の2モデル、という選び分けになります。

ランフィの荷物カゴは大きいですか?

公式情報では荷物カゴ容量は25Lで、耐荷重は非公表です。日常の荷物には対応しますが、まとめ買いの量が多い家庭には物足りない場合があります。荷物カゴの大容量を最優先するなら、より大きなカゴを備えたモデルと比べてください。積む量は取扱説明書で確認してください。

ランフィに安全基準はありますか?

公式情報ではSGマーク(製品安全協会のA形基準適合)が確認できます。一方、EN1888(欧州安全規格)適合は公式で確認できず要確認としています。安全基準・対象月齢・体重制限などの安全に関わる事項は、最終的に必ずメーカー公式表示と取扱説明書で確認してください。

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